家族葬とは、家族や親族を中心とした小規模のお葬式の総称ですが、明確な定義はありません。
最近は、会社も個人の問題には深くは立ち入らない傾向が強くなるなど、社会情勢の変化や高齢化の進行により、親戚や友人など各方面に連絡しても、遠方に居住していたり、多忙や高齢のため参列できないなど、お知らせをしても葬儀に参列できると人は限られるため、必然的に、小規模の家族葬になることがあります。
その一方で、お知らせをして、沢山の人が参列するような方の場合は、それだけ、生前、これらの人々に支えられて今日に至ってきた訳ですから、その人達に対して不義理をすることも避けたいものです。
このため、無理をして会葬制限や線引きを行うと、後々までトラブルを引きずってしまい、故人の思いや、家族の気遣いが裏目に出てしまうこともあります。このため、自分よがりにならず、柔軟に対応することも必要です。
いずれにしても、家族葬を行うにしても、用意するものは一般的な葬儀と大差はありませんが、葬儀費用の面では確かに低額となりますが、それだけ御香典の収入が少なくなるため、遺族の負担は大きくなります。
家族葬を行う場合に注意したいポイントは、お知らせをどの範囲まで行い、参列人数が何名になるか、式場をどこにするかでしょう。
最近の傾向としては、例えお知らせをしても、一昔前のように義理で参列する人は少ないため、葬儀の規模も必然的に小さくなることが多いようです。
葬儀費用は、東京23区では、自宅では65万円、斎場だと130万円、東京西部では、自宅だと60万円、斎場では125万円程度のようです。
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