心の問題は、他人が目に見ることができないため、年齢に拘わらず、他人がそれを理解することは大変難しいものがありのす。
特に、高齢者は、年齢を重ねれば重ねるほど、認知機能は全般的に遅延ししていきますが、これにはいくつかの例外があるようです。
例えば、抽象的な事項に関しては、類推能力に長けて、論理的に考えていくよりも印象や直感によって判断することが多くなってきます。 また、反応の速さや記憶力、問題処理能力などは衰えやすい半面、知識や理念などの能力はそれほど衰えることはありません。
このため、高齢者に対しては、理づめで説明するよりも、具体例をまじえながらイメージが湧く話し方をした方が理解しやすくなります。
また、高齢者とのコミュニケーションでは、流暢さが低下し、話題の寄り道や脱線が増えていきます。
これは、言葉が喉まで出かかってはいるが、言葉として出ないという状態になります。こうしたときに、話をせかたり、本人の気持ちとは違う話題をしても効果がありません。話が脱線しても、おだやかに修正しながら、ゆっくりと話を聴くことが大切です。
話しかける際には、要点を絞ってゆっくりと話し、1回に話す内容も1つに絞るようにしましょう。
また、世代の差によって生じる語彙の違いも、コミュニケーションギャップになりますので、高齢者が使い慣れた情緒表現を使うように心がけることも大切です。
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