車を安全に走らせるには車検は欠かせません。車検とは、「自動車検査登録制度」の略で、検査を行って安全に使用できる車であることを確認すると同時に、その車の所有権を公証する制度です。
検査登録は一定期間ごとの更新が必要で、初回は3年、2回目以降は2年ごとになります。
車検が切れた車でも、車検を受ければ公道を走れるようになりますが、車検が切れた状態で公道を走行すると道路運送車両違反となります。
このため、車検が切れた場合は、運行経路に含まれる市区町村の役所で臨時運行許可証(仮ナンバー)を取得するか、車を積載できるキャリアカーで車検場に運搬して車検を受ける必要があります。
車検に必要な費用は法定費用があります。これは、検査費用+自賠責保険料+自動車重量税です。軽自動車は35,080円、普通車は排気量によって異なりますが、最低でも57,280円がかかります。
特に問題なければ、法定費用を支払うだけで車検に合格することができますが、車検はあくまでも、検査を受けた時点で保安基準に適合していることを確認するだけです。
このため、その後の2年間を何のトラブルもなく乗り続けられることを保証するものではありませんから、不具合な個所はきちんと整備をしておく必要があります。オイルやバッテリーの交換だけでなく、オイルフィルターやブレーキパッドなどの交換も必要になるかもしれません。
これら諸々の経費を含めると、普通車であれば、10~15万円程度は車検費用として考えて おくとよいでしょう。
車検にも内容に応じていくつかのタイプがあります。整備などをしっかりするタイプや簡単なチェックを行って車検のみを通すタイプなどがありますので、自分の車の状態に応じて選びましよう。
自動車の処分に必要な費用は?